2023.06.21
【これまでの活動】ふるさと信州寄付金等活用山岳環境保全事業
長野県がより魅力あふれる“ふるさと”になるよう、皆さまからの寄付金をさまざまな事業に活用させていただいている「ふるさと信州寄付金」。
今回は、令和3年度の寄付金を活用して実施した「ふるさと信州寄付金等活用山岳環境保全事業」をご紹介します。
長野県が取り組む山岳環境保全
長野県は、3,000m峰15座を有する日本随一の山岳県です。
この雄大な山岳環境、多様な自然環境を有することは、長野県の強みであり、財産であることから、山岳の環境保全を図るとともに観光などの利用増進に資する方策が求められています。
しかしながら、山岳環境は極めて脆弱で、登山者の山岳利用の多様化による事故やトラブルも多く、それらの対策も必要となっています。
そのため、山岳関係者、大学、県、国、市町村等の関係者が情報交換や協議を行う連絡会の設置や「長野県登山安全条例」の制定、山岳環境の維持・登山者の安全確保のために「山岳の環境保全と適正利用の方針」を策定。
市町村や山小屋関係者等が実施する登山道整備を支援するための助成制度の創設も行いました。
ふるさと信州寄付金等活用山岳環境保全事業
「ふるさと信州寄付金等活用山岳環境保全事業」は、「気候変動対策や豊かな自然環境の保全への活動」の一つとして、令和3年度のふるさと信州寄付金で実施されました。
ふるさと信州寄付金や企業版ふるさと納税等を活用し、 山岳の環境保全と持続的かつ適正な利用を推進していくため、市町村や山小屋関係団体が実施する登山道等の整備、維持補修等を支援しています。
今後、整備を予定しているのは、中部山岳国立公園(蝶ヶ岳、槍ヶ岳周辺)、妙高戸隠連山国立公園(戸隠山周辺)、八ヶ岳中信高原国定公園(八ヶ岳周辺)、御岳県立公園(御嶽山周辺)の4公園(32箇所)です 。